日本の有人宇宙探査は、地球低軌道のISSから「月」へとターゲットを広げています。その象徴となるのが、2023年に選抜され、基礎訓練を経て正式にJAXA宇宙飛行士として認定された諏訪理氏と米田あゆ氏です。
諏訪理氏は世界銀行で気候変動対策や防災に携わってきた国際開発のスペシャリスト。一方の米田あゆ氏は日本赤十字社医療センターなどで実績を積んだ外科医であり、向井千秋氏、山崎直子氏に続く日本人女性3人目の宇宙飛行士となりました。
日米両政府の合意により、NASAが主導する月探査「アルテミス計画」において、日本人宇宙飛行士2名が月面着陸を果たすことが正式に決定しています。トヨタ自動車などが開発を進める有人与圧ローバ(月面探査車)の提供と引き換えに実現するこの歴史的ミッションに向け、諏訪氏や米田氏をはじめとする現役飛行士たちが月面着陸の有力候補として国内外で過酷な訓練に励んでいます。