2023年2月に仮面女子を卒業した猪狩ともかさんは、2026年現在、特定のアイドル枠組みにとらわれないマルチタレント・文化人としての確固たる地位を築いています。彼女が現在注力している主な活動領域は以下の3点に集約されます。
第一に、全国各地での教育機関・企業・自治体向け講演会です。「前を向く力」「命の尊さと日常のありがたさ」「心のバリアフリー」をテーマにした講演は、年間数十本に及びます。自身の挫折と葛藤、そこから立ち上がったプロセスを飾り気のない言葉で語るスタイルは、教育関係者やビジネス層から極めて高い評価を得ています。
第二に、パラスポーツの普及と応援活動です。車いすバスケットボールやボッチャ、車いすテニスなどの魅力を伝えるアンバサダーとして、体験イベントのナビゲーターや大会リポーターを精力的に務めています。「健常者と障害者が同じ目線で熱狂できるスポーツの力」を現場から発信し続けています。
第三に、熱烈な埼玉西武ライオンズファンとしてのメディア出演とスポーツ振興です。事故前から大ファンであったライオンズの応援番組や始球式への登壇など、車椅子であることを特別視させない「一人の熱狂的な野球ファン」としての自然体なスタンスが、スポーツファン層からも広く支持されています。