介護現場や在宅介護において「リハビリパンツを使っているのに横漏れしてしまう」というトラブルの約8割は、サイズの不一致または尿とりパッドの装着ミスに起因しています。
1. 介護用リハビリパンツの正しいサイズ測定基準
洋服のサイズ感覚で選ぶのは禁物です。最優先すべきは「ウエストサイズ」と「太ももの付け根(鼠径部)の隙間」の確認です。
- Sサイズ:ウエスト 50〜70cm
- Mサイズ:ウエスト 60〜85cm
- Lサイズ:ウエスト 75〜100cm
- LL(XL)サイズ:ウエスト 90〜125cm
「大は小を兼ねる」と考えて大きめサイズを選ぶと、足回りのギャザーに隙間が生じて高確率で漏れを引き起こします。ウエストと足回りのサイズ感が合わない場合は、ギャザーの伸縮性が高いモデルを選ぶか、パッドの当て方で隙間を埋める調整が必要です。
2. 経済性と快適性を両立する「尿とりパッド併用」の鉄則
リハビリパンツは1枚あたり70〜120円程度しますが、内側に敷く尿とりパッドであれば1枚あたり15〜30円程度に抑えられます。汚れたパッドのみを交換する尿とりパッド併用テクニックを取り入れることで、月々の排泄ケア費用を約30〜40%削減可能です。
ただし、併用時には以下の2点を徹底しなければなりません。
- 必ず「パンツ用パッド」を使用する:テープ止めおむつ用の大型パッドをリハビリパンツに無理やり詰め込むと、股下が膨らんでパンツ本来のギャザーが浮き、かえって漏れの原因になります。パンツ専用の幅狭・ズレ止めテープ付き製品を選んでください。
- パッドを何枚も重ねない:「漏れが心配だから」とパッドを2枚重ねる行為は逆効果です。外側の立体ギャザーが押し潰され、吸収スピードが落ちて隙間から尿が溢れ出します。