ネット上には様々な洗濯テクニックが出回っていますが、中には衣類を傷めてしまうNGな方法も混ざっています。
誤解1:「直射日光に当てれば当てるほど早く乾いて衛生的」
強い天日干しは殺菌効果がある反面、綿や化学繊維の繊維組織を急速に乾燥させて硬化させます。パリパリに固まったジーンズや、紫外線で赤っぽく変色してしまった黒パンツの原因はこれです。日光に当てる場合でも「裏返し」にするか、風通しの良い「日陰干し」を選ぶのが衣類を長持ちさせる正解です。
誤解2:「針金ハンガーに二つ折りで干せば場所を取らない」
最も省スペースですが、最も乾きにくく型崩れを起こす干し方です。太もも部分にくっきりとした横ジワ(折り目)が定着し、後からスチームアイロンを当てても消えにくくなります。スペースがない場合は、針金ハンガーを2本使い、前後のベルトループに引っ掛けてマチを作る「2本使い干し」を取り入れてください。
【プロの結論】干し方を選択する基準
家事の効率化(タイパ)と衣類の長寿命化を両立するためには、以下の基準で仕分けるのが最も合理的です。
- 「筒干し」を選ぶべきケース:日常使いのデニム、スウェットパンツ、厚手チノパン、急ぎで乾かしたい部屋干し全般。
- 「逆さ干し」を選ぶべきケース:オフィスカジュアル用スラックス、シワになりやすいリネン混パンツ、アイロン掛けの時間を削りたい衣類。