SNSや音楽コミュニティにおける忘れらんねえよの評判やネットの反応を見ると、「どん底の時に聴いて泣いた」「情けない自分の味方でいてくれる唯一のバンド」といった声が目立ちます。
最大の強みは、徹底的にカッコつけない歌詞の魅力にあります。好きな子にLINEを既読無視された惨めさ、合コンでのいたたまれない敗北感、世間の成功者に対する劣等感など、普通のロックバンドなら隠したくなるような人間の恥部をあけすけに歌い上げます。
しかし、単なる自虐では終わりません。どれほど打ちのめされても「それでも俺は生きていくんだ」という不屈の魂がメロディに乗って爆発する瞬間、聴き手は自分自身を強く肯定されたような救いを感じるのです。みっともない自分を丸ごと抱きしめてくれる包容力こそが、長年にわたって熱狂的なファンを生み出し続ける理由と言えます。