ネット検索やSNS上で頻繁に見受けられる致命的な勘違いが、大田区・蒲田に本店を置く「元祖羽根付き餃子 ニーハオ(你好)」との混同です。蒲田の店舗は八木功氏が考案したパリパリの大きな羽根が特徴の焼き餃子チェーンであり、都内各所に分店を展開しています。これに対し、渋谷区・幡ヶ谷の「ニイハオ」は全くの別資本・別系統であり、支店を持たない単一店舗の独立店です。蒲田のイメージを持ったまま訪問し「羽根が付いていない」と戸惑う声がネットの口コミ掲示板で散見されますが、これは完全な事実誤認です。
もう一つの重大な盲点が、初見の利用者が最も戸惑う「餃子のファーストオーダー限定ルール」です。店舗運営の現場では、客席からの注文を受けてから皮をこね、延ばし、包み、茹でる(または焼く)という工程を踏むため、調理サイクルが緻密に組み立てられています。途中で餃子の追加注文が入ると厨房のオペレーションが完全に崩壊してしまうため、原則として「餃子類の注文は最初の1回のみ」という暗黙の鉄則が存在します。
「とりあえず水餃子1皿を頼んで、足りなければ後から焼き餃子を追加しよう」という一般的な居酒屋感覚での入店は厳禁です。このシステムを知らずに来店した客が「追加を断られて不快だった」と低評価レビューをつけるケースがありますが、これは店舗側のクオリティ維持と時間管理のための合理的な処置であり、事前に把握しておくべき最重要事項と言えます。