標準状態のまま使い続けるのは、高性能スポーツカーを一般道で制限速度の半分で走らせるようなものだ。作業効率を劇的に跳ね上げる設定の第一歩は、「自動保存」の即時適用と「バージョン履歴」のショートカット化にある。誤って重要な表を上書き保存したりデータを消去したりしても、数クリックで数時間前、あるいは数日前の状態へ正確にタイムトラベルできる。
さらに見逃せない裏技が、Power Automateと連携させたドキュメント処理の自動化だ。特定のフォルダに請求書や領収書のPDFが入った瞬間にテキストを抽出し、指定フォルダへ自動リネームして振り分けるフローを組めば、毎月末の事務作業はほぼゼロになる。スマートフォンアプリのスキャン機能を使えば、紙の資料をホワイトボードの傾きごと自動補正してPDF化し、数秒後にはオフィスのPC画面に同期させることも造作もない。