香川県高松市出身の南原は、学生時代から落語や演劇、スポーツに親しみ、器械体操で培った抜群の運動神経を武器に芸能界へ飛び込みました。若い頃のウリナリ時代に見せた「ドーバー海峡横断部」や「芸能人社交ダンス部」では、一切の妥協を許さないストイックな練習姿勢で日本中を熱狂させました。
その身体表現へのこだわりが円熟味を増した形で結実したのが、古典芸能である狂言への挑戦です。和泉流狂言師の野村万蔵家や野村萬斎との交流をきっかけに稽古を重ね、立ち上げた「現代狂言」シリーズは、古典の笑いと現代のコントを融合させた独自のエンターテインメントとして高い評価を獲得しています。
単なるタレントの知名度を利用した企画ではなく、発声からすり足に至るまで古典の基礎を愚直に学び続ける姿は、伝統芸能ファンからも敬意を集めています。「笑いの原点は身体のリズムにある」という本人の哲学は、お昼の情報番組で突如見せるギャグやダンスのキレにも色濃く反映されています。