ロコ・ソラーレが2024年5月に発表した契約満了に伴う石崎琴美の退団発表は、多くのカーリングファンに大きな衝撃を与えました。2020年9月にリザーブとしてチームに合流してから約3年半、彼女は単なる控え選手ではなく、氷の状態を誰よりも正確に読み取り、ナイトプラクティス(夜間練習)で石の癖を完全に把握して本番の4人に託す「影の司令塔」でした。
退団発表時、一部のSNSやネットニュースでは「事実上の現役引退か」と取り沙汰されました。しかし、当時の公式声明および会見において、石崎自身は引退という明確な言葉を一切使っていません。チーム公式サイトを通じて「素晴らしい景色を一緒に見させてもらったチームメイト、サポートしてくださったすべての方々に感謝しています」と真摯に語り、新たな挑戦への一歩を踏み出すための円満な契約満了であったことが強調されました。
2026年現在の彼女の主たる活動拠点は、NHKをはじめとする各局中継での「カーリング解説」、全国のカーリングホールや学校でのクリニック指導、そしてスポーツを通じたキャリア形成をテーマにした講演活動です。特に2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪シーズンに向けた日本代表選考や主要大会の生中継では、落ち着いた語り口と氷上の戦術を瞬時に言語化する解説が「最も分かりやすく、選手の気持ちに寄り添っている」と視聴者から絶賛を浴びています。