インターネット上や週刊誌のセンセーショナルな見出しでは、「元白鵬は相撲界から実質的に永久追放された」「二度と独立できない」といった極端な言説が散見されます。しかし、相撲協会の公式決定を正しく読み解くと、これらは事実誤認であることが分かります。
協会が下した決定は「宮城野部屋の無期限閉鎖」であり、看板の剥奪(部屋の完全消滅・廃業)ではありません。親方資格そのものを剥奪されたわけではなく、年寄株を維持したまま伊勢ヶ濱部屋に預けられている状態です。つまり、相撲協会が掲げた本質的な狙いは「白鵬の排除」ではなく、「指導者としての再教育(親方修行のやり直し)」にあります。
また、「墨田区の旧宮城野部屋施設が即座に売却された」という噂も一部で囁かれましたが、施設そのものは宮城野親方の個人所有・管理下にあり、将来的な再興を見据えた管理が続けられています。ネットの過激な言説に惑わされず、制度上の位置づけを客観的に把握することが肝要です。