宝くじの歴史の中で、成金生活の破滅を象徴する人物として語り継がれているのが、イギリスの「ロト・ラウト(暴徒)」ことマイケル・キャロルだ。2000年代初頭、当時19歳だった彼は約1500万ポンド(当時のレートで約26億円)の宝くじに当選し、瞬く間に渦中の人となった。
広大な敷地に自家用レーストラックを作り、連日のように豪奢なパーティーを開催。高級車をぶつけ合って遊ぶなど、まさに欲望のままに資産を浪費した。しかし、無計画な散財と甘い蜜を群がる友人たちへの流出により、彼はわずか数年で全財産を喪失。最終的には炭鉱やサンドイッチ工場で働く労働者へと戻ることとなった。彼の一生は、準備のない富がいかに人間を破壊するかという鮮明な事例である。