2010年代半ば、英「醜い動物保全協会」の投票で首位に輝いて以来、Tシャツやぬいぐるみとしてポップカルチャーの消費対象となった歴史は長い。しかし、Z世代やα世代を中心とする現在のWebユーザーの視線は、単なる嘲笑や「奇妙な可愛らしさ」の消費から、明確な環境保護意識へとシフトしている。
ソーシャルメディア上では現在、「#SaveTheBlobfish」や「#RealFaceOfDeepSea」といったハッシュタグが大きな拡散を見せており、人間に知られないまま破壊されようとしている深海生態系のシンボルとして彼らが担う役割は増すばかりだ。メディアが提示する「見た目の面白さ」の裏にある地球規模の多様性危機に、世界中の若年層の強い関心が集まっている。