彼女の名が一躍全国区となったのは、間違いなく『ブラタモリ』への抜擢だった。司会のタモリが見せる鋭い観察眼や脱線トークに対し、持ち前の知性と飾らないリアクションで見事にアジャスト。地質学や歴史といった奥深いテーマを扱う同番組において、視聴者の疑問を代弁する役割を完璧に果たしてみせた。
教養番組で磨かれた柔軟な対話力は、その後、NHK総合テレビの看板報道番組である『NHKニュース7』や『首都圏ネットワーク』のメインキャスター就任へと結実する。過酷な生放送の現場でも動じない度胸と、複雑な社会問題を分かりやすく噛み砕く語り口。報道番組の要として、彼女は確固たる地位を築き上げていった。