さかなクンの喪服姿がメディアで大きく報じられた代表例が、2016年に執り行われた漫画家・水木しげる氏のお別れの会です。生前から水木氏と親交の深かったさかなクンは、ビシッと整えられた黒の喪服に黒ネクタイを締め、頭にはいつものハコフグ帽子を乗せて会場に姿を現しました。
会場内では深々と頭を下げ、故人への感謝と哀悼の意を捧げる姿がカメラに捉えられました。一般的なマナーの観点から「帽子を脱ぐべきではないか」という声が一部から上がるのではないかと懸念されたものの、現場の親族や関係者、そして報道陣からも異論が出ることはありませんでした。
むしろ、水木氏が描く妖怪たちのように「唯一無二の世界観を持った表現者」同士の敬意の表れとして、非常に象徴的かつ温かいニュースとして報じられたのが印象的です。