近年、歴史ドキュメンタリーやメディアコンテンツの進化によって、原敬の多面的な魅力が再評価されている。たとえば、NHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』では、近代国家としての体裁を整えつつ、スポーツや文化を通じた国際社会への参入を裏で支えた時代のキーマンとして描かれ、大きな話題を呼んだ。こうした名作ドラマの描写は、現在でもNHKオンデマンドで手軽に視聴することができる。
さらに研究者や歴史ファンの間で利用が急増しているのが、国立国会図書館デジタルコレクションだ。原敬に関する手紙や当時の新聞記事、秘蔵資料がデジタル化されたことで、盛岡藩時代の家系図や明治期の政治文書へ自らアクセスし、一次史料に基づいた検証を行うことが容易になっている。