猫がわざわざ人の体の上に登って眠るのは、相手に対して微塵の疑いも抱いていない決定的な証拠です。これが猫信頼のサインと呼ばれるのには、生物学的な根拠があります。
お腹や胸の上に座ると、猫は飼い主の手がすぐ届く距離に身を晒すことになります。もし相手に少しでも恐怖や警戒心があれば、逃げ場を失うような密着状態を絶対に選びません。「この人は絶対に自分を傷つけない」「どんな時も守ってくれる」という強固な安全保障が猫の心の中で成立しているからこそ、無防備な姿をさらけ出せるのです。
普段から見られる猫の安心行動まとめとしても、以下の行動がお腹の上で見られる場合は信頼度が最高潮に達しています。
・前足を交互に踏みしめる「ふみふみ」運動をする
・お腹や喉元を完全にこちらへ向けて仰向けになる(へそ天)
・目を細めてゆっくりまばたきを返す
・飼い主の顔や服に自分の頬をこすりつけて匂いをつける
これらはすべて、人間側を「安全な縄張りの中心」かつ「絶対的な保護者」と認めているからこその行動です。