大気中に放出された数億トン規模の微粒子(PM2.5)は、上空の強い偏西風に乗って太平洋を横断し始めている。気象衛星の画像には、広大な北太平洋を覆う巨大な煙の帯がはっきりと捉えられた。
気象専門家によると、直接的な高濃度有毒煙が日本列島を包み込むリスクは低いものの、上空のエアロゾル層が太陽光を遮ることで、北半球の今夏の気温や降雨パターンに不規則な変調をもたらす懸念が指摘されている。すでに北米発の国際線旅客便では、視界不良と乱気流を避けるために大幅なルート変更が相次ぎ、燃料費の増大と到着遅延が常態化しつつある。