茨城県の観光マップで最も目を引く目的地の一つが、ひたちなか市に位置する国営ひたち海浜公園だ。春には見渡す限りの青いネモフィラが丘を染め、秋には真っ赤に色づくコキアが圧倒的な絶景を作り出す。太平洋沿岸の潮風を感じるこの大公園は、常陸那珂港ICからのアクセスも良く、年間を通じて国内外から多くの観光客を引き寄せる。
一方、内陸側に視線を移すと、西部に聳え立つ筑波山がランドマークとして君臨する。「西の富士、東の筑波」と称されるこの名峰は、標高877mと比較的登りやすく、ロープウェイやケーブルカーも完備されている。山頂からの関東平野の眺望は絶景の一言に尽きる。太平洋側のシーサイドエリアと内陸の山岳エリアという対照的な2大観光軸の空間的距離感を把握することが、効率的な散策のポイントだ。