SNSをやめると世の中のトレンドや重要なニュースから取り残されるのではないか。そんな懸念は、実際には取り越し苦労に終わることが多い。タイムラインを流れる情報の多くは、刺激的だが消費期限の短いゴシップや衝動的な論争だ。実生活や仕事に必要な一次情報や質の高い知見は、別のチャネルから十分に入手できる。
実際、アカウントを閉鎖した人々の多くは、信頼できる専門メディアの有料購読やRSSフィード、本や学術論文への回帰を進めている。ノイズを削ぎ落とし、厳選された質の高い情報だけに触れることで、かえって思考が深まり、表層的なバズに惑わされない本質的な判断力が養われるという。情報量は減っても、情報の質は飛躍的に高まるのだ。