ネット空間で特定の事件名や実名が検索され続ける現状は、現代社会特有の現象と言える。一度ニュースとなった名前や画像は、まとめサイトやSNS上に転載され、検索エンジンにインデックスされ続ける。消したくても消せない「デジタルタトゥー」である。
保護者が新たな保育園を選ぶ際、あるいは近隣の施設情報を調べる際に、過去の不祥事を気にして検索を行うケースは非常に多い。これは単なる野次馬根性ではなく、「二度と同じ被害に我が子を遭わせたくない」という切実な防衛本能だ。情報が永続的に残るネット社会において、施設側や行政には、過去の反省と現在の改善状況を能動的に発信し続けるオープンな姿勢が求められている。