虫歯じゃないのに歯の激痛?3割潜む意外な病名と夜間の緊急対処法について見逃せない 事実を分かりやすい構成で解説いたします。
痛みの性質、痛むタイミング、痛む部位によって、背後に潜む疾患の輪郭は大きく異なります。代表的な病態を以下の客観データ比較表に整理しました。
疾患・病態名痛みの特徴・発作の頻度好発部位・誘因第一選択となる受診先・治療法三叉神経痛数秒〜数十秒の電撃的な激痛(刺すような痛み)上顎・下顎の歯、頬。洗顔や歯磨き、会話がトリガー脳神経外科 / 抗てんかん薬(カルバマゼピン)、微小血管減圧術歯性上顎洞炎(副鼻腔炎)持続的な重苦しい鈍痛、噛んだり歩いたりすると響く上の奥歯全体、目の下、頬。下を向くと悪化耳鼻咽喉科・歯科 / 抗菌薬投与、原因歯の根管治療歯根破折(垂直性破折)噛んだ瞬間に激痛、進行すると拍動性の激痛神経を抜いた過去のある奥歯、硬いものを噛んだ時歯科(歯科用CT保有院) / 接着修復、または抜歯群発頭痛目をえぐられるような灼熱痛(1〜2時間継続)片側の目の奥から上の奥歯。夜間・睡眠中に発作頭痛外来・脳神経内科 / トリプタン製剤、高濃度酸素吸入筋・筋膜性歯痛鈍く重い圧迫痛、ジンジンと広がる痛み顎の筋肉(咬筋・側頭筋)の緊張、起床時に顕著口腔顔面痛外来 / マウスピース(スプリント)、理学療法心原性歯痛(狭心症等)締め付けられるような激しい圧迫痛左下顎・左側の奥歯、胸や肩への放散。労作時に発生循環器内科(緊急要請) / 冠動脈造影、ニトログリセリン投与