DASH・チサコのキャリアを語る上で避けて通れないのが、過酷な怪我と復帰の歴史です。体を極限まで張るファイトスタイルゆえに、彼女の肉体は常に限界と隣り合わせでした。
特に過去に見舞われた左肩の関節唇損傷や脱臼癖は、選手生命を脅かす深刻なものでした。手術を決断し、数ヶ月におよぶ長期欠場を余儀なくされた際、本人はインタビューで「もう以前のようなダイナミックな動きはできないのではないか」という強い恐怖と葛藤を吐露していました。しかし、過酷なリハビリと筋力トレーニングを乗り越え、驚異的な回復力でリングへ帰還を果たします。
復帰後の彼女は、単に以前のスタイルを取り戻すだけでなく、技の精度と試合展開の緩急を研ぎ澄ませました。怪我のリスクを抱えながらも決してハードコア路線から逃げず、椅子やラダーを駆使して自らの生き様を表現する姿は、ファンの胸を熱く揺さぶり続けています。