本作の物語は、高校時代に通じ合いながらも想いを伝えられずにいたふたりの男女が、同窓会での再会をきっかけに動き出すところから幕を開けます。切ない人間ドラマの土台となった登場人物たちの関係性と、全編を通じた物語の潮流を整理します。
音楽教室の受付事務として働く主人公・雪平明日香(広瀬アリス)と、実家の弁当屋を継ぐ夢を追う水野遥斗(眞栄田郷敦)。高校時代、吹奏楽部と野球部として互いに好意を抱きながらすれ違っていたふたりは、高校の同窓会で12年ぶりに再会を果たします。長年の胸の内を明かし合い、ついに交際をスタートさせたその日、遥斗は幼い子供を助けようとして高所から転落。意識不明の重体に陥るという痛ましい事故が発生します。
物語を彩るキャスト陣の相関関係は、単なる恋愛劇の枠を超えた濃厚な青春群像劇として構築されていました。
- 雪平明日香(演:広瀬アリス):遥斗の回復を信じ、献身的に寄り添い続ける主人公。
- 水野遥斗(演:眞栄田郷敦):事故による外傷性脳損傷から目覚めるも、高校時代以降の記憶を失ってしまう。
- 小川智也(演:坂東龍汰):ふたりの高校時代からの親友で元野球部。周囲を明るく照らすムードメーカー。
- 下田莉子(演:長濱ねる):明日香の親友で看護師。明日香の苦悩を最も近くで受け止める理解者。
- 吉野吉平(演:綱啓永):同じく高校時代の仲間で、外資系コンサルに勤務するクールな現実主義者。
この同級生5人組の固い絆を中心に、遥斗のリハビリを支える医療従事者や家族たちの心情が丁寧に描写され、先の読めない展開が毎週の反響を呼びました。