国際スケート連盟が統括するISUワールドカップスピードスケートの転戦は、世界トップランカーたちの剥き出しのプライドが激突する戦場だ。オランダや北米の強豪たちがフィジカルの強さを前面に押し出す中、山田は持ち前の正確無比なコーナリングワークで堂々と渡り合っている。
表彰台争いは熾烈を極める。インコースからアウトコースへのクロスオーバー、わずかなラインの乱れが命取りとなる極限状態でも、彼女のラップチャートは驚くほどフラットだ。世界の屈強なスプリンターたちと肩を並べ、堂々と先頭争いを演じる姿は、日本代表の新たなエースとしての風格に満ちている。