彼女のキャリアの大きな転換点となったのが、日本放送協会の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』でのヒロイン抜擢だった。昭和から平成、令和へと時代を繋ぐ三代目ヒロイン・ひなた役を演じきり、国民的女優としての地位を確固たるものにした。
着物姿から洋装まで多彩な衣装を着こなす姿は、視線誘導の巧みさを物語っていた。小柄な体躯を活かした軽やかな身のこなしと、丹田の据わった重心の低い芝居。フレームの中で無駄に動かず、目線一つで空間を掌握する技術は、日本のテレビドラマ界でも指折りの表現力として業界内外から絶賛された。