ジュネーヴに拠点を置く名門セルヴェットFCに移籍して以来、彼の成長曲線は急角度を描いている。体格で勝る欧州のアタッカーたちに対しても、一歩も引かない鋭い踏み込みと身体の使い方でボールを奪いきる。現地メディアは彼の守備での安定感を「ジュネーヴの要塞」と形容し、サポーターからの信頼も極めて厚い。
特筆すべきは、守備時のポジション修正の早さと予測の精度だ。ピンチの芽を未然に摘む戦術眼は、監督の戦術プランにおいて不可欠なピースとなっている。単にボールを跳ね返すだけでなく、奪った後の第一球を味方に的確につなぐ展開力も急上昇中だ。スイスのピッチで彼は、一人の成熟したサイドバックとしての立ち位置を確立している。