1978年版『西遊記』伝説キャスト一覧と現在!撮影秘話まで徹底解説の全体像を分かりやすくまとめてご紹介します。
1978年版『西遊記』が後世に与えた最大の影響は、キャラクター造形の完成度にあります。原作の中国古典文学が持つ壮大な世界観に、日本テレビと国際放映が注ぎ込んだコメディ要素と人間味が見事に融合しました。
天界から追放された問題児たちが、気高く美しい三蔵法師の導きによって天竺を目指す道程は、単なる勧善懲悪を超えたロードムービーとしての魅力に満ちています。
役名キャスト名役柄・キャラクターの特徴作品における見どころ孫悟空堺正章石から生まれた神通力を持つ猿の仙人。如意棒と筋斗雲を操る。吹き替えなしの如意棒演舞と、喜怒哀楽豊かな身体表現。三蔵法師夏目雅子天竺へ経典を取りに向かう高僧。純粋無垢で慈悲深い美男子。神秘的な気品と凛とした佇まいで「女性が演じる三蔵」を定着させた。猪八戒西田敏行元・天蓬元帥の豚の妖怪。食欲と女色に弱いが情に厚い。福島弁交じりのアドリブ芝居と、堺正章との息の合った掛け合い。沙悟浄岸部シロー(四郎)元・捲簾大将の水怪。ニヒルで皮肉屋だが博識なツッコミ役。関西弁の気だるい語り口と、長身を活かしたシュールな存在感。玉竜(白馬)(白馬実体)三蔵を背に乗せて運ぶ竜王の息子。第1作では主に馬として登場。旅路を静かに支える相棒(※続編『II』で人間態として藤村俊二が出演)。釈迦如来高峰三枝子悟空を五行山に封印し、一行を遥か天竺へと導く最高神。圧倒的な威厳と慈愛を併せ持つ神々しい特別出演。ナレーター芥川隆行物語の導入や結び、コミカルな解説を担当する語り部。「~の心棒がポキリと折れたのでございます」など名フレーズ多数。
本作の相関関係における最大の妙味は、圧倒的な戦闘力を持つ孫悟空が、非力な三蔵法師の「緊箍児(きんこじ)の呪文」に頭を抱え、ひざまずく力関係のねじれにあります。そして、欲深い猪八戒とシニカルな沙悟浄が喧嘩を繰り返しながらも、三蔵の絶対的な純粋さの前に一つにまとまっていく過程こそ、視聴者を惹きつけてやまない求心力となりました。