甘美な高額配当の影に潜むのが、気が遠くなるほどの的中難易度です。トリプル馬単は「馬単(1着・2着を完全指定)」を3レース連続で的中させる必要があります。出走頭数によって確率は激しく変動しますが、南関東競馬で一般的なフルゲート14頭立てのレースが3つ並んだ場合、1レースあたりの馬単の組み合わせは「14 × 13 = 182通り」となります。
これが3レース続くため、総組み合わせ数は「182 × 182 × 182 = 6,028,568通り」、つまりおよそ603万分の1という驚異的な数値です。WIN5のフルゲート18頭立て5レースの組み合わせ数(約189万通り)と比較しても、その難易度は約3倍に達します。「単勝を当てる」ことと「1着2着を正確に順番通り当てる」ことの間には、想像以上の隔たりが存在します。
数字が示すとおり、単なる直感や運任せの購入で的中を手繰り寄せることは統計的にほぼ不可能です。しかし裏を返せば、徹底したレース選定と合理的な点数設計を行う者にとっては、圧倒的な期待値をもぎ取る武器へと変化します。