「湯船に浸からずシャワーだけで済ませれば体に負担がかからない」と思われがちですが、実はシャワー特有の注意点が存在します。
シャワーは短時間で汗や皮脂を流せる利点がある反面、水滴が蒸発する際に気化熱を奪い、浴室から出た瞬間に急速に体温が下がりやすいというデメリットがあります。浴室全体が十分に温まっていない状態でシャワーを浴びると、かえって強い湯冷めを引き起こす原因になります。シャワーのみで済ませる場合は、あらかじめ浴室暖房やシャワーの温水で浴室を満たし、室温を上げておく工夫が欠かせません。
一方、平熱に戻りつつある「治りかけ」や「37℃前後の微熱」の段階では、ぬるめの湯船に浸かることで大きな健康効果が期待できます。
- 気道と喉の保湿:浴室内の温かい蒸気を吸い込むことで、乾燥して荒れた気道の粘膜が潤い、喉の痛みや鼻づまりが和らぎます。
- 副交感神経の優位化:ぬるめのお湯に浸かると自律神経がリラックスモードに切り替わり、入浴後の深い睡眠を誘導します。
- 老廃物の排出:血流がスムーズになり、風邪による筋肉のこわばりや関節の重だるさが軽減されます。