乳脂肪は本当に体に悪いのか?最新研究で判明した健康リスクの嘘と真相

乳脂肪は本当に体に悪いのか?最新研究で判明した健康リスクの嘘と真相

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乳脂肪の約6割から7割は飽和脂肪酸で構成されています。これだけを聞くと健康リスクを懸念する声が上がるのも無理はありません。しかし、乳脂肪に含まれる脂肪酸のプロファイルは、一般的な肉類の脂とは決定的に異なります。酪酸やカプロン酸といった「短鎖・中鎖脂肪酸」が豊富に含まれており、これらは体内で素早くエネルギーに変換され、体脂肪として蓄積しにくい特徴を備えています。

さらに注目すべきは、乳脂肪を取り囲む乳脂肪球皮膜(MFGM)の存在です。MFGMにはスフィンゴミエリンやリン脂質が豊富に含まれており、消化管内での余分なコレステロール吸収を阻害する作用が確認されています。

血中脂質への影響についても、乳脂肪の摂取によってLDL粒子のサイズが大型化(無害なタイプに変化)し、善玉(HDL)コレステロールが増加することが報告されています。単に「飽和脂肪酸=悪」と断定するのではなく、乳脂肪特有の微量機能性成分が生体内でどのように働くかを理解することが欠かせません。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。