一般消費者の間では、「0120は大企業の公式窓口で信頼できるが、0800は怪しいベンチャーや営業電話が多い」というイメージが定着しつつある。だが、法律や制度上の位置づけに信頼度の違いは存在しない。
では、なぜ企業は0800を選ぶのか。最大の理由は導入費用と維持コストの安さだ。0120番号は伝統的で認知度が高いため、良番(覚えやすい語呂合わせ番号など)の取得コストが高騰している。一方、0800は番号の選択肢が豊富で、通信事業者側も月額基本料や通話料の割引キャンペーンを積極的に展開しているため、新興企業やコールセンター業務の外注先が採用しやすい。
また、0120は固定電話からの着信をメインに設計された時代背景があるのに対し、0800は最初から携帯電話からの着信を想定して構築された側面もある。そのため、現代のスマホ中心のビジネス環境においては、企業側にとってコストパフォーマンスの非常に高い選択肢となっているのだ。