愛知県の大村秀章知事は、広域インフラの再構築を県政の重要テーマとして掲げてきた。県内の主要水域における環境保全は、住民の生命と健康を守るだけでなく、臨海部や内陸部の産業活動を根底から支える基盤でもある。
行政のトップ自らが先頭に立ち、持続可能な下水道事業のモデルケースとしてこの取り組みを位置づけている。単に汚水を処理するだけの施設から、脱炭素社会に対応したエネルギー循環型のインフラへと脱皮を図る。五条川右岸浄化センターの取組は、今後の日本の地方自治体が目指すべきインフラ再生の先行事例として大きな関心を集めている。