敷地内を歩いていると、映画『となりのトトロ』をはじめとするスタジオジブリの名作アニメーションの世界を想起する来訪者が後を絶たない。生い茂る木々のトンネル、丸太で組まれた小径、煙突から立ち上るかのような温もりある意匠は、まるで森の精霊がすぐそこに隠れているかのような気配を漂わせている。
写真共有アプリのInstagramでは、こうした景観を切り取った投稿が世界規模で拡散中だ。特に石造りのアーチ越しに小さなコテージを望むアングルや、緑の蔦が絡まる木製窓のディテール写真は、多くのクリエイターにとって絶好の被写体となっている。自然と人工物が境界なく溶け合う姿は、現代人が忘れかけていたノスタルジーを強く刺激する。