公務で見せるオートクチュールのような気品と、休日の飾らない私服姿。このギャップこそが、多くの人々を虜にする最大の要因だ。公の場では上質な国産ウールやシルクのセットアップを選ばれる一方、移動時やプライベートでは驚くほど親しみやすいアイテムを巧みに取り入れられている。
宮内庁の公開映像や報道写真から特定された愛用アイテムの中には、百貨店の定番ブランドだけでなく、数千円台で手に入る国内カジュアルブランドのブラウスやレーススカート、小ぶりなバッグが含まれていたこともある。ハイブランド一辺倒ではなく、手頃なプチプラ小物を「高見え」させる着こなしの妙。同じジャケットをインナーやスカーフの結び方ひとつでガラリと印象を変えて着回す知的な工夫は、日々のコーディネートに悩む現代女性にとって最高の教科書となっている。