吊るす場所の選定において最優先すべき条件は「直射日光が適度に当たり、何よりも風通しが良いこと」です。雨が当たらず風が吹き抜ける「南向き〜東向きの軒下」や「マンションのベランダ」が理想的なポジションとなります。
干す際は、柿と柿の間隔を最低でも5cm〜10cm空け、上下左右に段差をつけて風の通り道を確保します。干し柿づくりにおけるトラブルの多くは、雨天時の管理ミスから生じます。降雨時は大気中の湿度が90%近くに達するため、外に干したままにしておくと一晩でカビの温床になります。
【雨の日の鉄則:躊躇なく室内に退避させる】
雨が降り始めたら、あるいは雨予報が出た段階で、吊るした柿を速やかに室内に取り込みます。室内干しで最も危険なのは「無風・高湿度の淀んだ空気」です。室内に取り込んだ後は、扇風機やサーキュレーターの風を首振りで弱〜中程度当て続けるか、エアコンの除湿運転(ドライ)を稼働させて人工的に気流を作り出します。現代の室内乾燥設備を駆使すれば、悪天候下でも品質を落とさず乾燥を継続できます。