最も警戒すべきは、脳の器質的疾患によって生じる「二次性頭痛」です。ロキソニンが効かない危険な病気として代表的なものには、生命に関わる緊急疾患が含まれます。
突然バットで殴られたような激痛が走る「くも膜下出血」をはじめ、じわじわと頭蓋内圧が上昇する「脳腫瘍」、感染症による「髄膜炎」、血管閉塞による「脳静脈洞血栓症」などは、市販の消炎鎮痛薬で痛みをコントロールすることは不可能です。
特に「ロキソニンが効かない+激しい吐き気・嘔吐・めまい」が同時に現れている場合は、単なる片頭痛の発作症状にとどまらず、小脳や脳幹部の脳血管障害や頭蓋内圧亢進症の兆候である可能性が否定できません。以下の症状が1つでも該当する場合は、様子見をせず速やかに救急外来や脳神経外科を受診してください。
【緊急受診が必要な危険サイン(レッドフラッグ)】
・突発した経験のない激烈な頭痛
・手足のしびれ、麻痺、ろれつが回らない、視野の欠損を伴う
・発熱や首の後ろのこわばり(前屈できない)を伴う
・50歳以降で初めて経験するパターンの頭痛
・日増しに痛みの頻度や強さが増している