騎手の手腕がこれほど結果を左右する競馬場も他にありません。高知競馬には、全国区のトップジョッキーである赤岡修次騎手や宮川実騎手をはじめ、コースの癖を完璧に把握した名手が揃っています。ファイナルレースでは、彼らリーディング上位の騎手が「なぜ近走二桁着順のこの馬を選んで騎乗しているのか」という乗り替わりの意図を読み解くことが肝要です。
下位騎手から赤岡騎手や宮川騎手、あるいは腕利きの中堅・若手への乗り替わりは、厩舎サイドが「勝負気配」を帯びて依頼している明確なサインです。馬群を捌くコース取り、内を避けて外へ持ち出すタイミングなど、高知特有のコースマネジメントは一朝一夕で身につくものではなく、トップ騎手の腕ひとつで前走から着順が5秒近く跳ね上がる例は珍しくありません。
また、ネット中継で確認できるパドックの気配にも決定的なポイントがあります。高知の最終レースはナイター照明の下で行われるため、パドックでの「発汗(特にアワを吹くような入れ込み)」や「テンションの高さ」には要注意です。近走大敗で精神的に走る気を失っている馬が多い中、首を小刻みにリズミカルに使って活気がある馬、あるいは馬体重の増減がプラスマイナス10キロ以内で引き締まっている馬は、気まぐれな激走を見せる可能性を秘めています。