建設業界を揺るがす近年の資材高騰と人件費の上昇。「もし今日、スカイツリーをゼロから建て直したらどうなるか」という試算は実に興味深い。
2010年代前半の着工期と比較して、建築用鋼材や生コンクリートの価格、さらに建設労働者の人件費は全国的に約1.5倍から1.8倍に高騰している。特に特殊鋼や超高層建築に対応できる高度技能職の手配コストは跳ね上がった。
専門家の推計によれば、2026年の現在同じ規模のタワーを新築する場合、タワー単体だけで700億〜800億円、プロジェクト全体では1,100億円超に達する可能性が高い。まさに「建てられる時に建てた」絶妙なタイミングだったと言える。