極端気象の脅威に晒されているのは人間だけではない。木造の歴史的建造物が密集する京都において、急激な湿度変化や落雷、局地的な突風は文化財の保存に対する直接的なリスクとなっている。
世界遺産に登録されている寺社では、落雷防止用の最新避雷システムの導入や、大雨時の急速排水経路の整備が突貫で進められてきた。また、国宝級の絵画や建造物の木材が過度な乾燥や湿気で痛まないよう、環境モニタリングセンサーを用いたマイクロ気候管理が導入されている。千年の歴史を誇る文化遺産を守る裏には、先端技術との融合という静かな闘いがある。