「お察しします」の本当の意味と罠|目上に失礼な理由と正しい敬語マナー

「お察しします」の本当の意味と罠|目上に失礼な理由と正しい敬語マナー

「お察しします」の本当の意味と罠|目上に失礼な理由と正しい敬語マナーに関する深掘り解説を丁寧に解説いたします。

Q1:口頭の会話で「お察しします」と相槌を打つのは失礼ですか?
A1:社内の同僚や部下であれば問題ありませんが、社外の顧客や上司との会話では避けるべきです。口頭であれば「さようでございますか、大変なご苦労がおありだったのですね」「心中いかばかりかと案じておりました」と、相手の言葉を受け止める受動的な傾聴表現に切り替えるのが安全です。

Q2:「ご心痛お察しいたします」と「心中お察しいたします」の違いは何ですか?
A2:「心中(しんちゅう)」は心の中全般を指す中立的な言葉ですが、「ご心痛(ごしんつう)」は文字通り相手の心が痛むほどの深い苦悩・悲嘆に敬意を込めた表現です。したがって、慶事や一般的な多忙ではなく、訃報や大損害といった痛烈な痛みを伴う事象に対しては「ご心痛お察し申し上げます」を用いるのが最も格式高いマナーとなります。

Q3:メールの結びで「ご多忙の折とはお察ししますが」と書くのは正しいですか?
A3:目上の相手に対して「お察ししますが」と結ぶのは敬語として稚拙です。「ご多忙の折とは存じますが」「ご多忙のことと拝察いたしますが」と、謙譲語「存じる」「拝察する」へ言い換えるのがビジネス文書としての標準作法です。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。