日本プロ野球名球会の設立当初から、投手部門の入会基準は「通算200勝以上」または「通算250セーブ以上」と定められてきました。打者の「通算2000安打」と並び、長年にわたってチームの主軸として結果を出し続けた者だけに許される絶対的なステータスです。
しかし、近年の野球界では投手の起用法が細分化され、先発投手が勝利数を積み上げることが難しくなっただけでなく、中継ぎ投手の重要性が飛躍的に高まりました。こうした潮流を受け、名球会は従来の基準に加えて名球会資格特例を新設しました。
「通算100勝・100セーブ・100ホールド」といったハイブリッド型の実績や、中継ぎとして長年多大な貢献をした投手を理事会・総会で審議し、特別に入会を認める枠組みが整備されました。勝利数という単一の指標だけでなく、多角的な貢献度を評価する新時代へとシフトしています。