治安維持の現場においてしばしば囁かれるのが、「国会の衛視は拳銃を所持しているのか」という疑問です。結論から言えば、衛視拳銃武器携帯の事実はありません。警棒や催涙スプレー、手錠などの制圧用具は配備されているものの、議場内部へ殺傷能力の高い火器を持ち込まない運用が厳格に保たれています。
凶器を持った不審者への対処や突発的な議場占拠に対処するため、衛視には極めて過酷な衛視武道訓練が義務付けられています。採用直後から柔道・剣道・合気道・逮捕術などの徹底した教習を受け、日々の警備勤務の合間にも道場での鍛錬を欠かしません。武器に頼らず、徒手格闘とチーム連携によって不審者を無力化する職人技が、国会議事堂警備真相の根底にあります。
組織内部には厳格なピラミッド型の序列が存在します。衛視長階級制度と呼ばれるこの体制は、一般の警察官の階級(巡査から警視総監まで)と対比されることが多く、実務能力と勤続年数、昇任試験によってステップアップしていきます。
新規採用者は「衛視」からスタートし、実務経験を経て「副主査」「主査」「副長」へと昇格。その頂点に立つのが、衆参各院の警務部を統括する「衛視長」です。衛視長は、本会議の開会時に議長を先導して議場に入退場する重責を担い、国会中継の画面上でも威厳ある姿が確認できます。