優勝力士に贈られるのは、名誉の象徴である天皇賜杯だけではありません。経済的実利としても非常に大規模なリターンが存在します。
日本相撲協会から支給される相撲優勝賞金額は本賞として1,000万円ですが、これに加えて数々の自治体、友好国、協賛企業から豪華絢爛な副賞が贈呈されます。福島県知事賞の米や牛肉、アラブ首長国連邦友好杯のガソリン1年分、フランス大使杯の巨大マカロンなど、表彰式でおなじみのユニークな特産品や金一封が次々と授与されます。
さらに千秋楽後に行われる優勝パレードでは、オープンカーの後部座席に賜杯を抱いた優勝力士が座り、旗手を務める同部屋の関取とともに沿道のファンから大歓声を浴びます。このパレードにかかる費用や祝勝会の開催は部屋の総力を挙げた一大行事であり、力士にとって生涯忘れられない栄誉の瞬間となります。