メディア露出が増えるたびに「顔が変わりすぎ」「もはや別人レベル」と騒がれる高梨沙羅選手ですが、デビュー当時から現在に至るまでの変遷を時系列で辿ると、ある明確な分岐点が存在します。
10代前半で国際大会に彗星のごとく現れた頃の彼女は、日焼け止めを塗る程度で眉も整えていない完全なすっぴん状態でした。ヘルメットから覗く丸みを帯びた輪郭とあどけない瞳は、まさに「雪国の素朴なスキージャンプ少女」そのものであり、日本中のお茶の間が親近感を抱く要因となっていました。
雰囲気が劇的に変化し始めたのは2016年(当時19〜20歳)の頃です。日体大進学や海外遠征の長期化、そして大手化粧品メーカーである資生堂とのスポンサー契約・メイクサポートが大きな転機となりました。関係者や当時の特番インタビューにおいて、本人は「人前に出るアスリートとしての身だしなみ」や「先輩選手たちが遠征先でも美しくメイクをして自信を高めている姿」に刺激を受けたと率直に明かしています。
単に流行のメイクを取り入れただけではなく、アスリート特有のストイックな探究心を発揮し、オルチャン風メイク、陰影を強調するコントゥアリング、まつ毛エクステなどを研究し尽くした結果、少女から大人の洗練された女性へと短期間でドラスティックな脱皮を遂げたのです。