課題とは?「問題」との決定的な違いや正しい設定手順をプロが徹底解説

課題とは?「問題」との決定的な違いや正しい設定手順をプロが徹底解説

課題とは?「問題」との決定的な違いや正しい設定手順をプロが徹底解説とは一体何なのか? 専門的な分析を簡潔に解説します。

課題設定の巧拙は、個人のスキル以上に組織の心理的安全性やコミュニケーション構造に左右されます。心理学における「防衛的悲観主義」や「認知的負荷理論」の視点から紐解くと、失敗を厳しく咎める減点主義の組織では、メンバーは「無難で簡単にクリアできる低い課題」しか設定しなくなります。これではイノベーションはおろか、組織の衰退を招きます。

優れた意思決定を行うための実践的な判断基準として、以下の条件をセルフチェックすることをおすすめします。

【課題設定が機能する組織・成果を出す人の条件】
・「問題」を個人への非難ではなく、組織の仕組みの欠陥(ファクト)として歓迎する文化がある。
・課題を設定する際、「何をやらないか(トレードオフ)」を明確に決めている。
・課題に対する責任者(オーナー)が1人に定まり、権限が付与されている。

【課題設定が形骸化する組織・慎重に見直すべき条件】
・会議で課題を口にした人が「じゃあお前がやれ」と余計な仕事を押し付けられる。
・課題の記述が「意識を高く持つ」「周知徹底を図る」など、精神論や曖昧な動詞で終わっている。
・現状(AS-IS)の痛みを直視せず、耳ざわりの良い理想像ばかりを語り合っている。

森 瞳
著者

森 瞳

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