Q1:韓国ドラマの歴代最高視聴率(全時代)は何パーセントですか?
A1:韓国の放送史における歴代最高世帯視聴率は、1997年にKBS2で放送された『初恋』が記録した65.8%です。当時は地上波放送の全盛期であり、娯楽の選択肢が現在より少なかったことも影響していますが、国民の3人に2人が観ていた計算となり、今後破られることのない不滅の記録とされています。
Q2:なぜ最近の韓国ドラマは地上波よりもケーブル局(tvNやJTBC)の方が視聴率や話題性で強いのですか?
A2:主な理由は「規制の柔軟性」「巨額の制作費」「クリエイターの自由度」にあります。地上波は公共放送としての厳しい放送倫理規約に縛られ、企画が保守的になりがちでした。一方、tvN(CJ ENM)やJTBCは、スタジオドラゴン等の強力な制作会社と組み、グローバル配信(Netflix等)からの出資を原資に映画級の制作費を投入。大人向けの尖ったサスペンスやスケールの大きなファンタジーを自由に制作できる環境を整えたことで、クリエイターとスター俳優がケーブル局に集結したためです。
Q3:地上波の歴代名作と最近のケーブルテレビ高視聴率作品、初心者はどちらから観るべきですか?
A3:まずは『愛の不時着』や『涙の女王』といった、2020年代のケーブルテレビ歴代上位作から鑑賞することを強くおすすめします。現代の作品はテンポ感が極めてスピーディーで映像美も突出しており、話数も16話前後にまとまっているため挫折しにくいためです。地上波時代の名作(『チャングムの誓い』や『初恋』など)は50〜60話以上の長編が多く、時代背景の理解が必要な場合があるため、韓国ドラマの文法に慣れてからの鑑賞が適しています。
Q4:『夫婦の世界』が歴代1位を維持し続けているのはなぜですか?
A4:『夫婦の世界』はイギリスのBBCドラマ『女医フォスター』を原作としながらも、韓国社会特有の面子、財閥コミュニティの閉鎖性、家庭内での力関係を徹底的にローカライズした脚本が群を抜いていたためです。不倫というありふれたテーマを、心理サスペンスやホラーの領域にまで昇華させた演出力と、名女優キム・ヒエの圧倒的な怪演が組み合わさり、放送倫理の限界に挑んだ19禁指定のエピソードを含みながらも社会現象化しました。この唯一無二の緊張感が、いまだに破られない金字塔となっています。