ネット上のQ&AサイトやSNSでは、「赤系のカラーは落ちるときにヤンキーのような下品なオレンジ色になる」「1週間で色が消えてただの茶髪になる」といった否定的な口コミが散見されます。こうした声の実態と、プロの調合理論から見た真偽を解き明かします。
まず、「色落ちが汚いオレンジになる」という現象は、昔ながらの単色赤系カラー剤で染めた場合に限られた話です。最新のサロンワークにおけるローズブラウンは、赤の原色を単体で入れるのではなく、反対色であるアッシュや、黄色みを打ち消すバイオレットを数パーセント配合した「赤みを抑えたローズブラウン」が主流となっています。
この繊細な配合設計により、染めた直後から色落ちに至るまで次のような優雅な変化をたどります。
【染めたて〜1週間】
光に透ける上品なローズピンクと、深みのあるブラウンが調和した艶やかな発色。髪のパサつきが目立たず、最も発色が安定している時期です。
【2週間〜3週間後】
表面のローズ色素が緩やかに抜け、まろやかな「ショコラピンク」「ピンクベージュ」へとニュアンスチェンジ。ベースのくすみ成分が効いているため、嫌なギラつきは出ません。
【1ヶ月以降】
最終的には落ち着いたナチュラルブラウンへと着地します。従来の暖色系にありがちだった濁った黄ばみや赤錆のような色残りが発生しにくいため、次回のカラーチェンジで寒色系(オリーブやグレージュ)に変更する際も邪魔になりません。
利用者の生の声を集積した調査でも、「色落ちの過程が他のカラーより綺麗で、周囲から褒められる回数が増えた」「プリン状態になっても根元との境目が目立ちにくい」という肯定的な評価が8割以上を占めています。