プレイヤーの耳に残る、あの甲高く愛らしい話し声にも先進的な音響技術が凝縮されています。ネット上では「しずえの声優は誰なのか」という検索が後を絶ちませんが、しずえの声優と声の仕組みにおける真実は、「特定のプロ声優による肉声演技ではない」という点にあります。
シリーズ伝統の言語表現である「どうぶつ語(Animalese)」は、任天堂のサウンドチームが開発した独自の音声合成システムによって生み出されています。日本語の五十音やアルファベットの基本音素をサンプリングし、それをゲーム内のテキストスピードに合わせて超高速で連結・再生し、ピッチ(音高)を大幅に引き上げる加工を施しています。しずえの音声設計においては、甲高く澄んだトーンの中に、舌足らずで優しい子犬のような丸みを持たせるパラメーター調整がなされており、テキストを読む速度と鈴のSEが絶妙にシンクロするようミリ秒単位でチューニングされています。生身の声優を当てないからこそ、世界中のどの言語版をプレイしても「しずえらしさ」が一切損なわれないというグローバルな強みを持っています。