日本食を紹介するYouTube動画やSNSで、外国人が梅干しを口にして顔を激しく歪めるリアクション動画が一時期ブームとなった。この影響で「梅干しは外国人に嫌われる食べ物」というステレオタイプが根強く残っている。しかし、梅干し海外の反応真相を多角的に取材すると、状況は大きく様変わりしている。
各国のヴィーガン市場やナチュラルヘルシー志向のコミュニティでは、梅干しは「Umeboshi」という固有名詞でそのまま流通しており、腸内環境を整える発酵アルカリ性食品や、天然の疲労回復サプリメントとして高い評価を得ている。大手オーガニックスーパーのホールフーズ(Whole Foods Market)などでも、ペースト状の「Umeboshi Paste」が調味料として棚に並ぶ定番商品となった。
問題となるのは、事前の味覚情報がない状態で提供された場合の心理的拒絶だ。欧米圏のピクルスは酢と砂糖、スパイスで漬け込むため「酸味と甘味」が主調となるが、日本の伝統的な白干し梅は「強烈な塩分(15〜20%)とクエン酸のシャープな酸味」で構成されている。事前に味の構造を言語化して伝えておくだけで、外国人旅行者の受容度は劇的に向上する。
梅干し英語および梅干し味の英語説明を行う際は、単に「sour(酸っぱい)」と言うのではなく、以下のように味の要素を多層的に解説するのがプロの伝え方だ。
「Umeboshi is a traditional Japanese preserved fruit, specifically a salt-pickled Japanese apricot. It has an intensely sour and salty flavor with a distinct fruity aroma, often fermented with red shiso leaves which give it a deep red color.」
(梅干しは日本の伝統的な保存食で、日本のアンズを塩漬けにしたものです。非常に強い酸味と塩気があり、フルーティーな香りが特徴で、赤紫蘇と一緒に漬け込むことで深みのある赤色に仕上がります。)