Q1:熱は全くないのに咳と痰だけが止まらないのはなぜですか?
A1:発熱を伴わない長引く咳・痰の原因としては、アレルギー性の気道炎症である「咳喘息」や、鼻水が喉に落ちる「後鼻漏(副鼻腔炎)」、胃酸が気道を刺激する「逆流性食道炎」などが考えられます。感染症の急性期を過ぎた後の「感染後咳嗽」でも熱は出ませんが、いずれも放置せず原因に応じた投薬治療が必要です。
Q2:呼吸器内科と耳鼻科、どちらに行けばいいか見分けるポイントは?
A2:胸の奥が痛む、ゼーゼーする、息切れがある、黄色い痰が肺の奥から湧き出る感覚がある場合は「呼吸器内科」へ。鼻水・鼻づまりがひどい、喉の奥に鼻水が垂れてへばりつく感覚がある、頬や眉間の奥が重痛い場合は「耳鼻咽喉科」を受診してください。判断がつかない場合は呼吸器内科を優先することをおすすめします。
Q3:市販の総合風邪薬を飲み続けても咳が治らないのはなぜですか?
A3:市販の風邪薬は発症初期の諸症状を一時的に和らげる対症療法薬であり、咳喘息のアレルギー炎症を抑える吸入ステロイドや、細菌感染を叩く抗菌薬は含まれていません。原因疾患に合致していない薬を飲み続けても効果がないばかりか、肝臓や胃腸へ余計な負担をかけるため、早期の専門医受診への切り替えが必要です。